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2010001/100年予測

■2010001
■「100年予測 世界最強のインテリジェンス企業が示す未来派遣地図」
  著 ジョージ・フリードマン
  訳 櫻井祐子
■早川書房
■評価 ★★★☆☆


100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図
(2009/10/09)
ジョージ フリードマンGeorge Friedman

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2010年というキリの良い年の年頭に読む本として相応しいのではないか… と思い読んでみた。(実際には、2010年というキリの良い年を迎えるのに相応しい… と思い、正月までに読了するつもりで暮れから読み始めたんだけれど。)

歴史には、10年20年単位でも驚くほどの変化があり、今現在、荒唐無稽に思える状況も20年経てば日常になる事もあり得る。 然り、ご尤も。 

確かに、今から20年前 …とは云っても既に働き始めており、今と同じ仕事を新人として勉強していた頃であり、記憶も新しく、どういう暮らしをしていたのかもはっきりと思い出せる「若かりしあの頃」なのだが …インターネットも一般的ではなかったし、会社の業務にコンピュータも殆ど取り入れられていなかったし、携帯電話も珍しかったし、殆ど何も変わっていないようでいて、実は、依って立つ所自体がとんでもなく変わっていて、例えば今の日常の情景を、20年前に「20年後はこんな風になっているんだよ」と未来から来た信頼出来る情報源から教えられたとしても、一体どういう風なのか想像もつかないかも知れないよね、と思うにつけ、この本の一種SFチックな飛躍にもそれなりに寛大な気持ちになれてしまうのである。

しかしながら、特に後半部分の「第3次世界大戦」の詳細予想の部分に入ると、まさに、一寸した「SFのプロット」っつーか「長大な戦記SFの粗筋」っつーか… 宇宙からすべてを牛耳る「バトルスター(!)」と「装甲騎兵(!)」(人型ロボットは効率が悪かろうに!)そんで、それを動かすのに電気が必要なもんで、コンセント争いが勃発! …趣きは大分違うけれど、オラフ・ステープルトンの「最初にして最後の人類」を読んだ時のような物憂い(?)気分になってしまったのであった。 そう云う意味で、私見ではあるが、後半読み進むのが一寸苦しいと思う。 それもまた、自分自身の想像力が著者のレベルまで到達していない事が原因なのかな… とも思うけれど。

この本に寄ると、今世紀は「アメリカの世紀」だという。

現在、これだけの危機的閉塞感を世界中にまき散らしているのがアメリカとアメリカンスタンダードと云う名の各種アプローチ方法なんじゃないの? =アメリカ方式はもう終わりなんじゃないの? という空気が蔓延しているんじゃないの? 思うんだけれど、今世紀はアメリカが漸く「子供の期間」から脱して「成熟した大人」になり「文化を確立」する時期なんだそうな。 若い国だし、そうなのかも… でも、この著者の論には、紛う事無いアメリカ贔屓の匂いがするのも否めないのである。 まあ、母国を贔屓目にみるのはアメリカ人としては当たり前か?(その点、日本人は、自虐傾向が強いよね?)

とにかく、アメリカ一国が独占的に覇権国家として君臨する中で、ロシアや中国は内部の事情で自滅し分裂の憂き目に遭い衰退、アジアの雄は日本&トルコ、ロシアの影響力が薄れた後のヨーロッパの覇権はポーランドがそれぞれ握るのだそう。 軍国化した日本はトルコを巻き込んで、また性懲りも無く奇襲攻撃でアメリカに挑み、勿論敗退… と続くのだけれど… またしても、自ら進んでアメリカに戦争を仕掛けるほど日本は馬鹿なのか? うーん… そうは思いたくないね。

しかし! この本の前半はとても納得出来るのです。

特に、現在勢いに乗る中国が結果的には世界的国家にはなれないだろう… とする、著者の予測には大賛成なのである。 中国の驚異的な言説がここのところ何年か盛んに云われているけれど、多分、中国が本当の意味で秩序を持った強国になる可能性って低い気がする。 SPA企業の一員として、中国を生産拠点としたモノ作りを側面から見聞きする事も多いけれど、聞けば聞くほど疑問が湧いてくるもん。 それに、やっぱり、とてつもない貧富の格差があり、多様な民族が寄り集まっているわけで、そう云う事情から考えても、いずれは空中分解しそうだもん。 

という訳で、長々書いてしまいましたが、最終的には…
面白くもあり、そうかと思へば、そうでもなく、ってな感じでしょうか。
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