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お葬式?

祖父が亡くなった。
数えで99歳、大往生なのである。
 
我が家にとって、彼は暴君の様な存在だった。
誰も頭が上がらなかった。
可愛がっても貰ったが、もう一方では変わらぬ恐怖の対象であり、特に長じてからは意識的に親しくする事はなかった。 だって、怖くて。
 
…と云うわけで、詰まりは、彼が亡くなったことに対しての悲しみはほんの微々たるもの。
金曜日の早朝に掛かって来た電話も冷静に受け止めたし(即座に祖父が亡くなったと思う)、会社を休み、その足で早々に実家に向ったのは、寧ろ、祖父の死で始まる様々な手続で忙殺されるであろう家族の手伝いをするためで…
 
しかし、別に何も手伝う事なんかないのである。
 
20年程前に亡くなった祖母のお葬式は実家のある田舎では当時は当たり前だった自宅葬だったので、それはそれは忙しかった。 自宅に何十人もの参列者が次から次にやって来て、通夜の振る舞いから、お坊さんの接待から、葬儀の後の精進落としから、初七日の席まで、ぜ?んぶぜ?んぶが自宅。 裏庭で炊き出し。 大量の白和え。 炊いたご飯が足りなくて、スーパーマーケットに買いに走る(当時、自宅近辺にはコンビニエンスストアなんかなかった)、そして「おだら」の為の大量の茹で饂飩… あんなに大量の饂飩を見たのはあれが最初で最後だった。
 
しかし、葬儀屋に任せた今回は、何にもする事なんかないのである。
 
何だか知らないが、様々なサービスが行われる。

遺体を本格的に湯浴みさせてくれる。
お棺に納めたおじいちゃんの上から白い綿を使って羽織袴のこしらえをしてくれる。
思い出の写真をコラージュして葬儀場に展示してくれる。
葬儀のクライマックスには、悲しみを盛り上げるナレーションをしてくれる。
 
場内のすすり泣き。

ああ… ううむ。

端から見たらどうだったかは知らないが、そんなに温厚なおじいちゃんじゃなかったしね。
他人の方々がそんなに盛り上げるのもね。
 
白けるのである。
亡くなった祖父には申し訳ないが、空々しくて、失笑ものなのである。
 
わたしは、自分が死んだら葬式なんかしたくない。
誰も実感出来ないような馬鹿馬鹿しい褒め言葉なんか要らない。
だって、無駄でしょう。
 
腐ったら臭いので綺麗に骨にして貰い、まあ、お墓があるなら特に何もせずそこに入れてくれれば良いし、そうじゃなきゃ、川にでも流してくれ。
 
環境汚染?
 
じゃ、畑に蒔いて肥料(カルシウム&リン?)にしてくれ。
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