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2002/個人的にこの本が凄かった!

2002年の記録

冒頭に言い訳付き(笑)のベスト10である。
昔から、好きな本ばかりを再読して暮らしていたのだが、この頃から、かなり読書の幅が広がっていることが見受けられる。 

読書傾向が軽いので、もっと文芸な方向でも読書したい… とか何とか云っているが、今でも充分に軽いのである。 まあ、楽しい方が良いからな。


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今年は夏頃から失速し、昨年よりも更に少ない読了数に甘んじてしまいました。 反省。 来年は今年よりも更に少なくなるかも知れません…
が、しかし、せめて、未読本の塔を征服出来るように頑張りたいと思います。

そして、最近色々と他所の読書系サイトにお邪魔するようになって思った事。 私って… 読書傾向が… 軽い? そう? わはは?
でもさ… 面白くて分りやすい本が好きなんだも?ん。 だから良いの。
でも、来年は文芸気味(?)の本も一寸は読んでみよっかな? と思ったりもする年の瀬なのです。

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個人的にこの本が凄かった!/2002/yu'e版

1/バリントン・J・ベイリー「カエアンの聖衣」
こんな着想の本は読んだ事がありませんでした。 凄いですよ、ベイリー。 ヴァーリィを初めて読んだ時と同じくらい驚きました。

2/カート・ヴォネガット・Jr「スローターハウス5」
こんなに虚無的な作風の本は初めてです。 何を声高に叫ぶ訳でもなく、哀しいとか辛いとか訴える訳でもなく、醒めていて諦めているのです。 でも、物凄く恐ろしい程の哀しみ。 そして生きている事が辛過ぎるのです。 一見軽そうなのに、その実、蟻地獄的…
否、ブラックホールかも。 非常に危険です。

3/ジョン・アーヴィング「未亡人の一年」
言葉で殴られた様な衝撃の凄い威力の最後の一文。 思い出しただけで、もうかなりやばいです。

4/ジェイムズ・エルロイ「ホワイトジャズ」
とにかく凄いです。 意味不明な一文一文が固まりと成って意味を成し… 押し寄せて来るのです。 絶対に忘れられない一冊。

5/デイヴィッド・L・ロビンス「鼠たちの戦争」
戦争物は正直云ってあまり好きではないのですが… 凄く力のある作品でした。 実際にあった事に裏打ちされている所為なのでしょうかね。 悲惨さを強調したり、当事者どちらかに与する視点であったりと云う事もなく… 寧ろ淡々と、だからこそ胸に迫る。

6/カート・ヴォネガット・Jr「チャンピオンたちの朝食」やるせなさを通り越して、凄過ぎる。 作者の精神状態に引き摺られ、読了後に物凄い溜め息が。

7/オラフ・ステープルドン「オッド・ジョン」
凄く… 難解でした。(笑?) 人間という範疇を突き抜けてしまった人間のそう云う自分自身に対する認識とそうでない普通の人々に対する認識と、不安定な心と身体。 是非、再読三読更にもう一度読んでみたい作品。

8/スティーヴン・キング「アトランティスのこころ」
久々に凄いキング作品。 各々に絡み合う一見無関係なお話しの群れ。 しかし、その底流には狂奔と救済が。

9/ウィリアム・ヒョーツバーグ「堕ちる天使」
凄く恐い映画の凄く面白い原作。 読もう読もうと思ってい乍ら読まずに過ごして来た数年間… 凄く勿体無い…

10/エルモア・レナード「ラム・パンチ」
スカッとした読了感が凄い。 映画も凄かったですが、やはり小説の方がより面白かったです。

… しかし、我乍ら、物凄く、古い、と、思う …(笑)

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短編部門

ロジャー・ゼラズニィ「伝道の書に捧げる薔薇」
ファミレス読書中に涙を堪えるのに必死… 特に…「この嵐の瞬間」!
そして、表題作の「伝道の書に捧げる薔薇」! そして「この死すべき山」! 

ロングイヤー「我が友なる敵」
これもお布団の中で感涙。 特に表題作「我が友なる敵」ときたら!!
それから「未開の惑星」!

… しかし、我乍ら、やはり古い …(笑)

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そして、メインイベント

今年最大の怒本/付き/要らん本

マイケル・マーシャル・スミス「スペアーズ」
人生で初めて、積極的にいらないと思う本ですね。 私の本棚に存在する事自体が許せません、本棚も嫌がっています。 なのに、ふと見遣ると何故か二段重ね横積み文庫本本棚の前列、下から5冊目の非常に眼に付く場所にしゃーしゃーと居座っているではないか!

要らん! あのぉ… 誰か要りませんか?
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最後に「要らん!」と云っている「スペアーズ」の作者、マイケル・マーシャル・スミスだが、ここ1?2年の間に、彼の短篇集「みんな行ってしまう」、そして、連続もの「死影」など秀作を読んだ。 もしかして「スペアーズ」も面白かったのかも… 等と思っている。
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