11月6日 午前5時30分。
思い起こせば、一年前…
セカンドライフ効果で流暢にエスペラントを話す(書ける?)ようになった、B氏に触発されて、丁度、折よく始まったトリクシによるエスペラントの初心者講座に通い始めたのであった。 あれから、一年。 全く進歩のないまま、今日からまた、二回目の初心者講座に通うのである。
集まったのは15名程。
昔からの生徒もいるが、半分以上が新しく参加される方である。
3人目の日本人として、お目にかかった事はないけれど、B氏から噂を聞く事があるギンコさんも出席されている。
トリクシの「れぐぅ」が懐かしい。
また、あの「れぐぅ」を聞けるなんて… わくわく。
最初は、自己紹介から。
初心者講座といっても、出席しているのはある程度エスペラントを話せる人ばかりなので、和気藹々とエスペラントが飛び交う。 一年前の講座の様子とは全く違うのである。(笑)
因みに、わたしもちょびっとだけ長く喋ってみる。
Mia nomo estas Unyue.
Mi logxas en Tokio.
Mi eklernis esperanton antaux unu jaro.
SED! Mi ne bone
そしたら、トリクシが…「うにゅえ 一年前の自分を思い出してご覧」って云った。(と思う(笑)) そうだよね、一年前は、全然なんにも喋れなかったもんね。
そう考えると、多少は初心者から進歩しているのだね。
ところで、今日は、残念ながら、会社の早朝会議の所為で本題の授業にはいる前にさよならしなくちゃならなかったんだけれど、出掛ける前に一寸だけB氏の様子を覗き見したら、去年と全く同じボードで勉強してたっぽかった。 幸い、去年の授業はブログに記録してあるので、それでもって復習しておこうっと。
あ、それに、トリクシの「れぐぅ」も来週の授業にお預けなのだった。
en Esperanto!
【2007年/第一回目】
11月22日、午前6時。
ヨーロッパ時間では前日21日の午後10時である。
眠い、寒い。
ボヌーロさんのお友達であるナキさんが初心者講座にいらっしゃるとの事で、日本人は二人。 心強い。
一体どんな事が行われるのか…
本当に、殆ど何にも解らなくでも大丈夫なのか…
事前にボヌーロさんが、初心者講座の講師であるトリクシにリサーチしたところ、本当にエスペラントだけのスパルタ教育なのだそうな。 しかし、同時に「全くの初心者でも大丈夫!」とのことでもあったので、まあ、何とかなるのだろうと楽観視する。
さあ、本当のところはどうなのか… いよいよ、始まるよ。
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【第一回目/わたしは誰でしょう】
授業開始。
講師のトリクシ先生は何故か男のお姿である。
何か障害が起こった模様。 仮の姿である事を何かむにゃらむにゃらと仰っていたようなのだが、上手く聴き取れず。
初めてのヴォイズチャットに戸惑っているうちにいきなり授業が始まって…
最初はコレ。

つまり、このボードの意味する所は「お名前はなあに?」。
そして、わたしは先生に指名されてしまう。
うにゅえ! れぐ! Unyue! legu! (うにゅえ! 読んで!)
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今日のポイントは…
Kio と Kiu の区別。


実は、何度もエスペラントを学び掛けては止めている私にとって一番の鬼門がこの疑問詞の使い分けなのである。 もうね、さっぱり覚えられないの。
でも、こうやって教えて貰ったことで、何だか理解出来る(覚えられる(笑))ような気がして来たよ。
つまり、彼は男であり、医師でもあるわけ、そんで名前はザメンホフなわけ。
Kio と云う疑問詞を使って尋ねるのは何かと云うと、それは「彼」の「カテゴリー」は「何」か? って云う事だから…
Kio estas li?
この場合、答えは…
Li estas viro. とか
Li estas dokutoro. とかになるんだけれど…
Kiu estas li?
この場合は、もっと詳しく「カテゴリー」の中でも「彼」を特定する「誰」なのか「どれ」なのかを尋ねているわけで、なので、答えは…
Li estas Zamenhof. となるのだね。
私に対しての質問だと考えてみると…
Kio estas vi? と尋ねられた場合は「カテゴリー」をきかれているのだから…
Mi estas virino. となるけれど、
Kiu estas vi? と尋ねられた場合は「そのカテゴリーの中で詳しくは何か」ということだから…
Mi estas unyue. と固有名詞で答えるのだね。
そう?
ところで。
危惧していた事だけれど、やっぱり「うにゅえ」って呼ばれた…
でも、わたしの名前は「ゆいー」って読んで欲しいんですけどって… 云いたいけれど云えないし(笑)、まあ、解ってもらえないだろうから、そのまんまでいいや。
と云うわけで、以後、エスペラント界での私は「うにゅえ」ということに決定しましたので、取り敢えずご報告を…