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バラ科植物の逆襲

この数年、凄く気になっていることがある。

それは…

林檎、サクランボ、苺、桃… といったごく一般的な果物、そして、生の大豆(豆乳や、濃い豆腐)、生の人参などを食べると口の中や唇がイガイガして腫れて来るという謎の症状。
何らかのアレルギー症状に思えるのだが、林檎や苺や人参なんて、そんな誰もがフツーに食す食物で簡単にアレルギーが起きるなんて… そんな事ってあるのか?

悩むよりググレカス。

林檎、苺、桃… と来れば、共通点はバラ科の植物であるという事なので、取り敢えず、「バラ科 アレルギー」で検索だ。「バラ科」と入力した途端、検索小窓には検索候補として「バラ科 アレルギー」が現れるではないか!

これって、意外に多い悩みなのか?

ヒットしたサイトで調べての結論。

それには名前があった。「口腔アレルギー症候群」というものであった。
しかし、得体の知れないものかと思っていたら、名前があるんじゃんか。
もう、それだけで安心するやね…

やはり、アレルギーの一症状で特定のグループの食物に反応して「口腔が腫れる」「腹痛・下痢」ときて、酷い場合にはアナフィラキシーになる場合もあるらしい。クワバラクワバラ。
アレルゲンとなるグループには「バラ科植物の果実/林檎、サクランボ、苺、桃、梨」「キク科の植物/人参、セロリ、パセリ」「ウリ科/キュウリ、カボチャ、メロン、西瓜」「ナス科/トマト、ジャガイモ、ナス、ピーマン」「柑橘類/ミカン、レモン、グレープフルーツ」… その他、大豆、バナナ、キウイ、ニンニク… 

今、症状が出るのは「バラ科」「キク科」のみだけれど、来し方を鑑みるに次第に症状が出る食品が多くなって来ているから油断はできない。

最初は生の人参だった。次に豆乳。
更にサクランボ、そんで林檎、苺、梨、桃は同時期。
セロリとかパセリはまだ大丈夫な気がするが、それも時間の問題かも知れないと思うと…

おれ、一体、何を喰って生きればいいの? 状態じゃんか。

以前から果物はそれほど好きじゃなくて、自分が殆ど喰わないから購入もしないし食卓にも上らないので、家族からはクレーム気味になっているんだけれど、無意識に避けてたんだろうな… 正当な理由だ。
寧ろ、今後、果物は絶対に喰わないと心に決めた。

実は、昨日も実家から送られて来た盆地の固い桃を食べて唇が腫れたし、下痢にも… ひー。

まあ、加熱処理すれば全く問題ないので、ケーキやジャム、煮物の状態では喰えるのだ。

そして、花粉症の危険性もあるらしい。
バラ科に反応する人は、白樺の花粉が駄目なんだって。
あと、桜ね。

高原には住めないな。
花見も止めとこう。

ホントは、サクランボと桃と梨は大好きだったんだけどなぁ… うえん。


…という訳で、同じ悩みを持っている方。
にっくきそいつの名前は「口腔アレルギー症候群」って云うんですよ!
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ルーティンの不思議

毎朝、多少の寝坊などの突発事態(毎日の場合は突発事態とは云わない)が起こったとしても、不思議とそれ程には家を出る時間が遅くなったりはしないものなのだ。 色々と端折ったり急いだりして努力するため、結果的には早い場合と遅い場合では通常の場合、せいぜい5分程のぶれがあるだけなのである。 つまりは、余程の事がない限り、基本的に「同じ電車」に乗る事になる。 勿論、先方の都合で「同じ電車」に乗れない事もあるのだけれど、少なくとも、時刻という点に関して云うと「同じ電車」だと云って良いのではなかろうか。

この様に、勤め人と云うものは大概、一日のリズムが出来上がっていて、特に、一日の始まりである所の朝のタイムスケジュールは… その日の突発的な出来事からの影響に於いてほぼフリーである事を考えても …最も決まりきったものであるとして間違いないである。

そして、毎日、同じ駅で殆ど同じ時刻に電車に乗るだけではなく、電車に乗り込む位置も同じになる傾向にある事は容易に想像出来るのである。 何故ならば、乗り込んだ後(比較的空いている等)や降りた後にその人の観点で便利になる位置に乗り込む(出口に近い/階段に近い/乗り換え口に近い/人が少なくて歩き易い等)ことがどんな人にとっても極めて普通の思考回路だからである。 斯く云うわたしも、毎日毎朝同じ時刻に来る電車の同じ位置から電車に乗り込むのが常なのである。

しかし…

毎朝、同じ時刻にある特定の場所で電車に乗るのを待つ人々の中に知った顔が滅多にいないのは何故なのだろうか?

実に不思議なのである。

煎餅臭い

午後になると、何故か煎餅が食べたくなる。
朝の早い時間にチョコレートが食べたくなるのは、朝の脳味噌が「砂糖」を欲しているからだと思うのだが、午後の煎餅への欲望が、何によって喚起されるのかは良く解らない。

本日も、午後三時過ぎにはもう我慢が出来なくなり、デスクの右側の真ん中の引き出しに常備している小分けにパックされた醤油あられのビニル袋の端を鋏でスパッと切り裂く。

香ばしい醤油の香り… 
これだよこれ…

するとほぼ同時に、至福の時を楽しんでいるわたしの後ろを通る同僚が一声、大声で宣う。

「あ! どこかからなんだかおいしそうなおせんべいのかおりがする?!」

ち、うるせえな…

わたしは、君がなにを喰おうが、どんな匂いが漂って来ようが見て見ぬ振りをしてやっているだろう? 変なフレーバーのインスタント珈琲をのべつまくなしに飲んでいても、煙草臭がオヤジ並みに酷くても、指摘した事なんかないだろう? 少しは気を利かせてくれないか?

それでなくてもうしろめたいのに…

ねえ? おねがいだからそっとしておいて!

イエス・アイ・キャン!

ちょっくら、きいてくりょう!

こないだ、お父さんのぐあいんちぃっとわるくなってさぁ、実家へけぇっとうさ。
結局、お父さんはたいしたこんなくって、よかっとお。 ほんで、実家でさぁ、久し振りににいちゃんとはなしとぅだけん、ほん時にさぁ、にいちゃんが云っとぉ。

「ほぉいやぁ、おまん、知ってるけ? 最近、県内じゃあ、甲州弁の本が人気っさ。 どけぇ行っても、ほれ、平積みっちゅうだけ、いっぺえ並んで売っててさぁ。 オレも立ち読みしてみとぅけんど、ほりゃあ、おかしいんぇ。 おまんも読みゃあ笑っちもぅよ。」
「へえ、ほぅけ! 面白そうじゃん! ほんで、なんちゅう本で? そりゃあ」
「「キャン・ユー・スピーク 甲州弁?」ちゅうっさ。」
「ほんで、誰ん書いとぉで?」
「えっとな… ごっちょがわら つっぺーた(註1) だかなんだかっつたっけっかなぁ?」
「何でぇ、ほりゃあ! はっはっはっはっは!」
「とにかく、すげえ人気っさ。 どこの本屋でもベストセラーんぇ。」

ちゅうこんで、早速、帰りにさぁ、エクラン(註2)の本屋へ行ってみとう。
ほしたらさぁ、どこを探しても無ぇっさ。
あそこん本屋はもともと狭いからさぁ、ここにゃあ売ってねぇずらか? と思ったけんど、いやまてまて、せっかく来とぉだから、だめでもともと、ちゅうわけで、ちょっくら店員さんに聞いてみとうっさ。

「あの?、最近、面白い方言の本があるって聞いたんですけれど、ありますか?」
「ああ、「キャン・ユー・スピーク 甲州弁?」ですか?」
「はあ、多分…」
「済みません… ただ今、品切れになっておりまして…」

なぁんだ! 無ぇだけ!
売り切れけ!

ほんで、がっかりしてさぁ、ほぅしたら、どうしても欲しくなるじゃんね。
ウチにけぇって、ほんじゃあ、アマゾンで買うじゃん… と思って、Macで検索してみたけんど…

てっ!
無ぇじゃん!
なんぼぉ探してもいっさら無ぇじゃん!
もしかして、甲府でしか売っていんだけ!
ほんなこんあるだけ!
アマゾンで買えんもんなんて世の中にあるだけ!
馬鹿ぁ云っちょ!

ほんなこんなで、その後も、お父さんのこんで何回も実家へ行っとうだけん、ほのたんびに、エクランの本屋へ行ってさぁ、ほうだな? 2?3回っくれぇ、聞いとぅ。 「方言の本が…」ってさぁ。 だけんね、ほのたんび、無ぇっさ。  

こりゃあ、へぇ、駄目ずら。
もうへぇ、諦めてとぉ。

昨日もさ、お祖父さんの3回忌があって、甲府に行っとう。
帰りにさぁ、またどうせ無ぇずら… と思いながら、ほれでも一応、エクランの本屋を覗いてみとぉ。 

ほしたらさぁ… 
ついに有っとぉさ! 「山梨の本」っちゅうコーナーでめっけとぉっさ!

これん、涎が垂れるくぇ欲しかった、ほの本だよ!

IMG_0596_convert_20091004234821.jpg

*註1 ごっちょがわら つっぺーた= 「ごっちょ」ちゅうのは、標準語でいやぁ「めんどくさい」くれぇの意味っさ。 ほんで「つっぺる」ちゅうのは、「入る」とか「はまる」っちゅう意味ちゅうわけ。 こりゃあ、結構ディープな甲州弁だね。 ほんだから、このなめぇは、甲州弁をしってるしにゃあ、高度な駄洒落だっちゅうこんがわかるっさ。 にいちゃんは「ごっちょがわら」っつってたけんど、ホントは「ごっちょがわ(五緒川) つっぺえた(津平太)」だったね。 ここへ書いとくじゃん。   

*註2 エクラン = 甲府駅の駅ビルの名前。 せしるまっくびーなんかも入ってる、甲府の若者文化の発信地だよ。 甲州印伝や桔梗信玄餅なんかも売ってて、お土産なんかを買うにも便利っさ。 一回行ってみろし。

異次元ピロートーク

ねえ、読み終わった? 「スリーピング・ドール」…
 
 え?
 あ、うん、読み終わったよ。

 
どおだった?
面白かった?
 
 んー どうかなー 
 普通かな… いや… いまいちかな?


え? そう? でもさ、「ウォッチメイカー」よりはましだよね?
 
 そう? オレは「ウォッチメイカー」の方が良かったと思うけどね。
 おかしな所が少なくてさ。
 今度のはさ、最後の2章なんてまるまる要らねえんじゃねえ? 蛇足蛇足。

 
ふーん… でもさー…
ん? あれ…? 最後の2章って… どんなんだっけ?
 
 ほら、最後に共犯の女が…
 
え? あ… あぁ、うん… 
 
 要らないよね?
 
うーん、解んない。 よく覚えてないや…
 
 じゃさ、ケロッグは? あれはないんじゃないか? 
 
へ? ケロッグ? コーンフレーク?
 
 違う違う、あの刑事だって。 FBIかな? ほら、カルト専門のさ…
 
あーあーあー!
あの刑事って、ケロッグって名前だっけ? 
 
 … うん。 おかしいでしょ、あの設定は無理があるよ。
 
うーん… 詳しいことまで覚えてない…
 
 他にもさ、ほら、あの… オニールとダンスの関係もさ、何か変だし。
 
オニール?
 
 … オニールとさ、いい雰囲気で話してる訳、ダンスが。
 そんで、ああ、こいつらアヤシいのかな… って思ってるとさ…
 綺麗な女が近づいてくるんだよ。

 
オニール? 綺麗な女?
  
 そうするとさ、その女がオニールの奥さんなんだよ!
 あそこんところも、すげえ不自然だったな

 
オニール?
 
 … それじゃ、問題です。
 カルトのメンバーだった女の名前は何でしょうか!

 
ああ、あの三人ね。
うーん。 うーんとね。 うーん…
 
 リンダ、サム。 もう一人は?
 
ああ、そうそう、リンダとサムね… もう一人はね…
うーん。 うーん。 うーん。 うーん…
 
 … レベッカだよ、レベッカ。
 
ああ、そうそう、レベッカレベッカ。
 
 … 君さ… 本の読み方、もうちょっと考えた方が良いんじゃない? 

Z… Z… Z… Z…
 
 狸寝入りだな…
 

選択とわたくし、或いは、そのスリルとサスペンスについて

そもそも、普通の家庭での選択(誤変換に非ず)の頻度ってどのくらいなものなのだろうか? と、時折、真剣に思う事がある。
 
昨日は休日だったこともあり、朝から「白いもの」「黒いもの」「ドライマークのもの」「タオルの類い」と、4種類を1回ずつ、合計4回の選択(誤変換に非ず)を行った。 わたしは持論として、日常生活に欠かせない様々な家事業務は基本的にあまり報われる事のないものであるけれど、その中にあって、選択(誤変換に非ず)は「最も不毛」であり、且つ「最も重要」な家事である… と考えている。 何故ならば、アウトソーシングが最も行いにくいのが選択(誤変換に非ず)だからだ。 そう… 一体、何処の誰が、選択が嫌いだからと云う理由だけを以て、パンツをクリーニングに出そうなどと思うだろうか? 或いは「使用済み」を惜しげもなく捨ててしまうなんて事が出来るだろうか? パンツをクリーニングに出したり、或いは、一度着たものを捨てて憚らなかたりするような、そんな図太さに裏打ちされた精神力と経済力とを兼ね備えていない限り、世の中の誰もが、生きている限り果てしなく続く選択(誤変換に非ず)地獄から決して抜け出す事は出来ないのである。
 
しかし、平日だって、2日に1度は選択(誤変換に非ず)を行っているのに、何故、休日になるのを待っていたかのように選択(誤変換に非ず)籠が一杯になっているのだろうか?
 
そんな不条理に心を痛めつつも、選択(誤変換に非ず)をし続ける私…
 
勢い、ポケットの中に入ったままにされているものを事前に除去しようなどという配慮や、それに対する関心も薄らぎ、結果として、色々な異物が選択(誤変換に非ず)機の中で選択(誤変換に非ず)物と一緒に回る事も多い。 特に多いのは、買いものをした後にポケットに突っ込んだままになっている小銭が選択(誤変換に非ず)機の遠心力でポケットから飛び出し、ガラガラとそれは物凄い音を立ててぐるんぐるんと回ってしまうことである。 当家の取り決めでは、選択(誤変換に非ず)機で回ってしまった小銭はその大小に関わらず全て没収し、家族の共同の貯金箱(因みに… 巨大な黄色い象さんの貯金箱である)に強制的に投入することになっているので、まあ、選択機が壊れるかも? と思える程の異音にさえ眼をつぶれば、何れは焼き肉の資金となる筈の貯金が増える(さもしい?)かと思えば、それはそれで歓迎ではあるが。
 
そして、最も腹立たしいのが、ティッシュペーパーの類いが誰かのポケットに入っていた場合。 ご経験があるかも知れないが、これがまあ、実に厄介なのである。 選択(誤変換に非ず)機の中で柔らかい紙がぼろんぼろんに崩れ、撹拌され、粉々になり、しかし、水と一緒に流れてしまう程には細かくはならず、特に音もせず、選択(誤変換に非ず)機が稼働している時には何ら問題はないようなフリをして、その実、選択(誤変換に非ず)物を干そうとしてひとたび選択(誤変換に非ず)機から取り出すと、はらはらと白い物体が舞い散り…  床は汚れるは、選択(誤変換に非ず)物には醜い白いカスとしてこびり付くは… とにかく最低なのである。

変わった所では、グミとか飴などの食べ物なども一緒に選択(誤変換に非ず)しがちなものである。
飴の包装紙たグミの袋が単なるゴミとしてポケットに入っていたのならば特に問題はないのだが、時折… 選択(誤変換に非ず)機の蓋を開けた瞬間にもわ?っと甘い果物の香りが漂ってくる事があるのだ。 そう云う時の選択(誤変換に非ず)物は、恐らく、イチゴやグレープ味のグミか飴が溶け出た溶液の中で洗われちゃっているのではないか… と推測されるのである。 

更に、最近、特に恐ろしく感じたのは、まさに選択機が一生懸命回っている時に、がらんがらんと凄まじい音を立てているのを聞いて、ああ、またぞろ小銭が… と思いつつ、干し進めていて、最終的に100円ライターを見つけてしまった事だ。 乾燥だってしているから温度もさぞかし高くなるだろうに… 下手をすると爆発するんじゃねえの? やばい! 
 
そう云う意味では地味な家事である選択(誤変換に非ず)も命がけなのである。(違)

 
そして… 選択(誤変換に非ず)には、もう一つのスリルとサスペンスが待っていること私は知っている。

 
ある日のこと。

私は、いつものように嫌々ながら選択(誤変換に非ず)をしていてふと恐ろしい事実に気付いたのである。
 
む? むむむむむ! こ、この靴下は一度も見た事のない靴下だ…
 
家族の選択ものの中に、一家の主婦であるわたくしの知らない男物の靴下が…
 
こ、それは… これは、ついぞなかった現象!
これは… これはこれはこれは、つまり、これは、まさか!
 
私の眼は、自然と居間のデスクのコンピュータで遊んでいる同居人の彼に吸い寄せられるのであった。  

有意義な昼休みの私

わたしのお昼休みは、11時45分から始まる。
終わるのは13時だから、1時間と15分の自由時間だ。
 
休み時間が始まるや否や、とにかく、取るものもとりあえず、一刻も早く、急いでお食事所へと移動する。 基本として近所のドトールに直行である。 11時45分に席を離れ、11時50分には既に「餌」を確保してドトールの2人掛けの丸テーブルか、外の見える広めのカウンター席に収まっている。
 
食事は、暖かいサンドウィッチか菓子パン。
レジ付近が混雑している場合は、調理してもらわなければならない暖かいメニューは避け、菓子パンをチョイスする。 何よりも時間が勿体ないからである。

それを食いながら… まず、雑誌を広げる。
 
雑誌は、アエラかサイゾーかクーリエジャポンか… 何かその類いのもの。
何故、先ず最初に雑誌を読むかと云うと、飯を食いながら本を読んでいる時に、どんな突発的事態が起こるやもしれず、その結果、粗相をしてしまい、もしかしたら大切な本を汚してしまうかも知れない… と思うと、気が気ではないからである。 雑誌ならば、汚しても問題ない上に、それなりにエネルギーを補充している時間をぼんやりと過ごさないと云う意味での節約ができるしで、一石二鳥なのである。 
 
飯は、大体10分程で食い終わるのが常である。
主に、固形物を着々と黙々と咀嚼し、液体は飲まない。
 
飯を食い終わったら、次は、本格的な読書である。 
最近は、遊興の為の読書だけでなく、お仕事の為になる(と思われる)読書も行っているので、二重の読書を行う事も稀ではない。 お仕事読書では、感想とか気付いた事などをその場でレポートにまとめることを自らに課しているので、なかなか進まない。 暫くそれを行った後は、遊興の為の読書の時間であるが、この時、時間は大概12時を20分程回っているので、自席に戻る時間として設定している42分までの、正味、20分のお楽しみなのである。
 
12時40分を回った辺りで、気が向けば自ブログの更新を行う。 そして、ここで温存していたすっかり冷めきったコーヒーを一気飲みするのが、また快感なのだ。
 
これが今までのわたしの典型的な昼休みの過ごし方なのであるが、最近はこれらに加えて、iPodでの語学のお勉強が加わって、更に、有意義な時間になった。
 
食い物を求めて列に並んだ段階で、イヤホンを耳に突っ込み、エスペラントの音声を再生するのである。 実は、これは単に流しているだけで、殆ど意識してはいない。 何故ならば、これを意識してしまうと読書が進まなくなってしまうからである。 意識していないのならば聞く必要があるのかないのか? という疑問も感じるが、多分、睡眠学習と似た効果があるのではないかと密かに期待しているのである。
 
昼休みは13時までだが、12時45分には既に自席に戻ることにしている。
 
昼休みが終了するまで、自席のPCで某知人のエスペラントブログを読み、知らない単語を抽出してオンライン辞書で意味を確認し小さなメモ帳に記録して過ごすのである。
 
ああ、なんて勤勉な! 自分に酔うひとときである。
 
これで、本当に全てが期待通りに身に付いているのかどうか? 
勿論、そんな事は知らない。

戦闘的に読書する女

東京よりの帰途、私は、特急電車の指定席に腰掛けていた。 
手には醤油味海苔添付のあられ。 
昼飯代りのケーキを食べて以来飲まず喰わずで有った私は貪るごとくに一袋のあられを10分で平らげ、早速借り本読書に取りかかったのである。

列車が発進し、どれくらいの時間がたっただろうか? 隣の空席に誰かが息を弾ませながらやって来た。 その気配を感じ、私は本から眼を上げた。 長い髪をひっつめにし、白い顔、銀縁の眼鏡、赤いジャケットに黒いセーター… 多少、自分に似ていなくも無いその女を眼の端で観察しつつ、私は読書を続けた。 暫くし体勢を整えたとその女は、茶色のトートバッグの中をごそごそと掻き回しはじめた。 鞄から出て来たのはどうも本であるらしい。 私は、そこまで確認すると再び読書に集中した。

ピシッ

突然、しんとした車内に摩擦音が響いた。
私は、音の発生源の近くにいた。 彼女である。 先程の銀縁眼鏡の女
が、頁を繰る音… なのだ。 私は、彼女に再び注目した。 

ピシッ

3ppm 程の猛スピードで彼女の手が更に動く。 

ピシッ

眉根を寄せ、私があからさまに観察しているのにも気付いていない。
恐るべき集中力、そして、彼女が辺りに漂わせている殺気。
見ている間に驚く程のスピードで残り頁が少なくなって行く。

ピシッ

な、何て戦闘的なんだ!

彼女の手の中には、ブックオフの100円の値札の張り付いたハーレクインロマンス。 
そして、彼女は不二家カントリーマアムを貪り食っていた。

すれちがい

例えば… 携帯電話。
 
帰宅途中にあなたから掛かって来る電話は、大概、まさに電車に乗り込もうとしているときだったり、電車に揺られているときだったり、電波の悪い所に差し掛かっていたり、両手に買い物袋をぶら下げているなど、物理的な不具合があったり、鞄の中でぶるぶるしているのに気付かなかったり、バスに乗ろうとしていたり、バスに乗っていたり、バスから降りようとしていたりして…
 
どう云う訳か、電話が鳴動している内に電話に出る事が出来ない。
 
取り敢えず、出来るだけ早く折り返しの電話を発信するけれど、どう云う訳か、彼も殆どその電話に出る事はない。
 
自宅に帰り着いてからの電話は、大概、鞄の中に電話を残したまま玄関に放置していて、遠くから聞こえる鳴動音に反応して電話を取ろうと努力しても、出ようとした途端に鳴動が途切れたり、お夕食を作ろうと野菜を刻んでいて、机の上や冷蔵庫の上やポケットの中の電話が鳴動したのに反応して、野菜を切るのを止め、手を洗って、漸く電話を取ろうと手を伸ばした途端に鳴動が途切れたり、夕食の仕度をしながら、洗い物をしていて、机の上や冷蔵庫の上やポケットの中の電話が鳴動したのに反応して、泡だらけの手を綺麗に洗い清めて、おもむろに電話を取ろうとした途端に鳴動が途切れたり、いよいよおかずを作ろうと炒め物をしていて、炎と格闘していると、机の上や冷蔵庫の上やポケットの中の電話が鳴動したのに反応して、取り敢えず、フライパンの上に材料をぶちまけて、火を止め、手を洗って、急ぎ電話を取ろうとした途端に鳴動が途切れたりして…
 
どう云う訳か、電話が鳴動している内に電話に出る事が出来ない。
 
取り敢えず、手の中に残った鳴動が途切れた電話をそのままに、折り返しの電話をしてみるけれど、どう云うわけか、彼もその折り返しの電話に出る事はない。
 
電話の鳴動が途絶えた直後に電話を折り返せば、電話を掛けて来た相手はその瞬間、電話を手にしているのではないかと… そう思うのが理の当然だと思うのだけれど、しかし、折り返した電話は空しく留守番電話に変わるのである。
 
すれ違う電波。
すれ違うあなたとわたし。 

夏には夏の

昨日のこと。

何故だか、非常に疲労困憊しており怠惰な気分だったのだけれど、冷蔵庫に何にもないのが解っていたので、仕方なく会社からの帰り道にスーパーマーケットに寄った。
 
火曜日は特売日なので、野菜が安い。
この日は、ゴーヤが一本100円で売っているのが目に入った。
 
ゴーヤか… 
そう云えば… 今年の夏は、あんまり食べていなかったな…
 
そう思うと、無性にゴーヤが食べたくなる。 
あの夏に似合う爽やかな苦味… それを味わっている自分を想像すると居ても立ってももおられずに、勢い込んでカートに入れる。 ゴーヤと云えば、ゴーヤチャンプルー… 木綿豆腐や固まりベーコンも購入して準備万端、整えてみる。 かてて加えて、これもまた目に付いた素麺を購入し、疲労によるやる気の欠如に備えておく事も忘れない。 ゴーヤチャンプルーを作るのってちょっと手間が掛かるからね。 豆腐の水切りとか…
 
自宅に戻って、いざ、チャンプルーを作ろうと一度は取り掛かったのだが、思った通り(笑)気力が萎えてしまい、結局、素麺をサラダ仕立てにして戴く事にする。


えへへ。
ごめんね、久し振りにゴーヤチャンプルーが食べたかったんだけれど、何だか面倒臭くなっちゃって…
 
え? そうでしょ?
今年の夏ってさ、あんまり、ゴーヤチャンプルーを作らなかったよね、今までに1回しか作った覚えがないよ。 珍しいよね?
 
あ! うんうん! そうだよね、そうだ!
そう云えば、今年は素麺もあんまり食べなかったね!
今までだったら、夏って云えば、素麺とかゴーヤチャンプルーばっかり食べていたのにねぇ… 
 
ん? あ、そういえば! 豚肉の冷しゃぶも食べてないや…
 
どしてだろうね?

 
そうなのである。
昨日、家族で素麺を啜りながら話したのだが、今年の夏は、夏っぽい食事を殆ど摂っていないのである。
 
ゴーヤチャンプルーも…
素麺も…
冷しゃぶも…
 
とても不思議なのである。
 

よく考えてみるとさぁ…

今年って、週末に殆ど家に居る事がなかったよね… 毎週実家に帰ってたし…
それに… それにさ、今年の夏って最初のうちはすんごく寒くなかった? 7月の終わり頃なんて、毎日天気が悪くって… 梅雨が明けるのもすげえ遅かったもんね。

つい最近だよね? こんなに暑くなって「猛暑猛暑」って騒いでるのって!
 
やっぱりさ、暑くなって来ると暑くなって来たなりのものが食べたくなるんだよね…
ゴーヤなんかもさ、この苦いのを食べると、何となく元気になる気がするもん。
 
この苦味がさ、汗をかいて失われた微量元素やなんかをさ、補うんだよ、きっと。
 
だからさ、今まで見向きもしなかったゴーヤとか素麺とかが食べたくなったんだよね。
漸く、胃袋にも夏が来たっ! って事なんじゃない?
 
うんうん、そだね、そんじゃ、素麺もゴーヤも食べたから…


そして、わたしは誓ったのである。
この胃袋が夏になった機会を逃すことのないよう、近いうちに必ず冷しゃぶを作る事にしよう… と。
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