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2009年/未読の塔の詳細【その壱】

今年、睦月の未読の塔。
 
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左側は、ハードカヴァー。
右側は、文庫本。

ハードカヴァーは20冊。
1年以上積んでいるのは、マイケル・カニンガム「星々の生まれるところ」から左側の9冊。
年初めの整理整頓で奥の奥から発掘し、積んでいることを再認識したのは、「すべての終わりのはじまり」か左の3冊。 それ以外は、最近読もうと思ったものと、最近購入したものである。
 
文庫本は9冊。 1冊、他所に行っているものがあるので、合計10冊。
積んでいるという自覚があるのは、「ぼくは死んでいる」より左の3冊。
その他は、今回の整理整頓で発見(?)したものと、新春検証プロジェクト用の「チャイルド44」である。
 
文庫本の不足が目立つので、興味深い文庫本が発売されるのを心待ちにしている昨今である。
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2009 読書の記録【睦月】

1月12日(月)

また、一月がやって来た。
しかも、もう既に中旬。 しかし、未だ何も書いていない。
いかんいかん。 このままでは今年もいい加減な記録しか残せないぞ!

今年こそ、毎月きちんと記録を付けるんだ!

9 読み掛け/趣味/分ける・詰め込む・塗り分ける イアン・スチュアート
8 趣味/複数の日本語 
7 仕事/買いものする脳 マーティン・リンストローム
6 万物理論 グレッグ・イーガン
5 TAP グレッグ・イーガン
4 和物/孤宿の人(下) 
3 和物/孤宿の人(上) 宮部みゆき
2 和物/化生の海 内田康夫
1 死よりも悪い運命 カート・ヴォネガット
 
年明けは快調なスタート。
2?3の和物は、実家にて暇つぶしの読書である。
とにかく、和物は読むのが楽! 一日で3冊は軽く読めるね。
内田康夫のは、いつもと同じ。
宮部みゆきのは、時代物で母のお薦め。
宮部の時代物は丁度一年前に読んだ「あかんべえ」で失望して以来、食指が動かなんだのだが、母が「すげえおもしれえ!」と絶賛するので読んでみた。 確かに母が絶賛するだけのことはある。 着想が凄く良いし、意外性もあって、時代物だからこそ生きる設定っつうかプロットも感心させられた。
 
まあ… だから、久し振りに面白く読んだし、落涙もしちゃったんだけれど…
 
宮部氏の時代物って、会話文が今ひとつ「今っぽい」んだよねー。
短編だと目立たないんだけれど、長編だと「粗」を感じちゃう。
だから、読んでいて、つい引っかかってしまう。 会話文って、そのお話の世界観(気分?)を表現する為にも、それに、お話をスムーズに動かす為にも凄く重要だと思うから、もっと研究して欲しい。 

5&6のイーガン。
わたしの所謂「数学SF」のイーガン。
奇想コレクションの「タップ」は… まさに、数学SF! ムズカシくて付いて行けないよ。 でも、長編の「万物理論」は良かった! こう云うお話の中の一見こ難しい理論って、結局は、舞台装置に過ぎない。 だから本質的には背景として考えておけばそれで沢山な訳で… しかし、短編に於いてはその相対的な「分量」が多くなる傾向にあり、無視出来ない。 だから、「よくわかんない!」ということになっちゃう? でも、長編にはそれなりの「物語」があるから背景として理解しておけば、お話を味わうに付いてはあまり問題にならない? ってことなのかなー。

2008年・上半期の読書/3月23日現在

2008年3月 3月23日現在

3月の読了作品数/12冊
3月の読了冊数/12冊

01/01/25 「検死審問」*****
02/02/26 「六死人」**
03/03/27 「黒後家蜘蛛の会・1」(再読)*****
04/04/28 「黒後家蜘蛛の会・2」(再読)*****
05/05/29 「黒後家蜘蛛の会・3」(再読)*****
06/06/30 「黒後家蜘蛛の会・4」(再読)***** 
07/07/31 「黒後家蜘蛛の会・5」(再読)*****
08/08/32 「蒸気駆動の少年」***
09/09/33 「路上の事件」**+
10/10/34 「思考の整理学」****
11/11/35 「透明人間の買いもの」***
12/12/36 「最も美しい数学 ゲーム理論」*****
00/00/00 「20世紀」

2008年・上半期の読書/2月

2008年 2月の読書 

2月の読了作品数/10作品
2月の読了冊数/10冊

10/10/24 「ジーヴスと恋の季節」***+
09/09/23 「眼の誕生」*****
08/08/22 「血と暴力の国」****
07/07/21 「夏の涯ての島」*****
06/06/20 「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」*****
05/05/19 「ロジャー・マーガトロイドのしわざ」****
04/04/18 「土曜日」**
03/03/17 「ナイフ投げ師」***+
02/02/16 「不思議なミッキー・フィン」**+
01/01/15 「屍体修理人」***+
00/00/00 「20世紀」 
 
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2月は、特に後半に入ってから異常にお仕事が忙しく(2月が普段の月よりも日数が少ないのである、と云う事を実感させられる忙しさだった… 本の1日か2日の違いなのだが、本当に忙しい時はその数日が命取りなのである… くわばらくわばら)なり、ブログの更新がお留守になりがちになってしまった。 
 
しかし、読了数的には、以外と数もこなせているのが不思議なのである。
 
多分、やらなければいけない事があると、ついつい他の事に夢中になってしまうと云う、学生の時の期末テストの前のような状況なんだろうな… と思ったりしている。
 
2月の収穫は、ハヤカワ・プラチナファンタジィから出ている「夏の涯ての島」である。
 
これは、非常に良かった。
まだ、この一冊しか訳出されていないようなのだが、是非とも他の作品も読んでみたいものである。 
また、以前から様々なアンソロジーでこれだけは読んだ事がある「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」を表題作にした作品集「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」がなかなかに面白かった。古き良き時代のミステリを肴に楽しく遊んでいるその風情が愉快だし、過去に読んだ様々な古典的名作と呼ばれるミステリを思い出してクスリと笑えたりと… 自分もこう云うものの面白みが解るんだと思うと一寸した優越感を覚えたりして。 密かな顧客満足感を感じて悦に入るのであった。
ノンフィクション「眼の誕生」も興味深く読んだ。 カンブリア紀の大爆発と呼ばれる生物の急激な多様化の原因を「眼の進化」による、食物連鎖の激化に仮定した仮説に付いての本なのだが、論理が明快で、解り易く、作者自身が辿った「考えの道程」にも親しみを感じられるのが、読んでいて楽しくなった所以だと思う。
 
アデアの「ロジャー・マーガトロイドのしわざ」は、題名から推察される通り、クリスティの「ロジャー・アクロイド殺し」を彷彿とさせるもので、技巧的作家であるアデアの本領発揮という感じであった。 意図した訳ではなかったのだが、奇しくも2月は、「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」やこの「ロジャー・マーガトロイドのしわざ」また、スティーヴン・グールドの「ワンダフルライフ」を思い出させる「眼の誕生」など、懐かしいものに思いが至る読書が続いたのであった。

 
下半期の読了作品数/24作品
下半期の読了冊数/24冊
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1月の読了作品数/14作品
1月の読了冊数/14冊 

2008年・上半期の読書/1月(総括追加)

2008年 1月31日現在
 
上半期の読了作品数/12作品
上半期の読了冊数/12冊
 
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【1月の読書の総括】
 
2008年を迎えての最初の月… 今年の読書の試金石となるこの一ヶ月は、まあ、特に可もなし不可もなし、なのである。
一応、目安として10冊以上の読了を目指しているので、12冊は目標を超えているし、星が五つの「すげえ本」も2冊、星が四つの「いい本」も4冊と収穫も多かったんじゃないだろうか。
 
すげえと思った本は、ディーヴァーの初期作品「死の開幕」。
これは、あまり期待していなかっただけに、面白さのインパクトが違った。 主人公の女性が元気一杯で明朗なのが好感度が上がった要因かも知れない… と云うくらいに人物設定が魅力的で、また、彼の十八番である「どんでんどんでん」の様相も、「騙しに対する不信感」よりも「ミスリードが巧み」という印象があって、総じて楽しめる作品だったと思う。

そして、最終日31日に読了した「無意識の証人」。
これも、あまり期待していなかったのだが、思っていたよりも熱い作品だったのが良かった。 法廷ものなのに、理論方面ばかりが強調されるのではなく、心に屈託を持つ弁護士の精神的な葛藤や自浄作用による救済が飾り立てる事の無い文章と相俟って良い味になっていたし、本の分量の4分の1を費やしての最終弁論の場面は、主人公のまさに独擅場… 法廷ものとしての存在感を高める秀逸な出来である。 因みに、この作品は、ディーヴァーのお墨付きなのである。
 
ディーヴァーと云えば、2007年の「このミステリがすごい!」で「ウォッチメイカー」が海外ミステリ部門で何と何と、1位に輝いたらしい。 しかし、はっきり云って「ウォッチメイカー」はディーヴァーのここ何作かの中で見ても、平凡さが否めない作品だったので、それでさえ1位になってしまうような作品しかなかったのか? と疑問に思ったのであった。 不作だったのかね?

と云う訳で、何故かディーヴァーづいていた1月なのであった。

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2008年/1月

12/12/12 「無意識の証人」*****
11/11/11 「ジャガイモの世界史」**
10/10/10 「脱出記/シベリアからインドまで歩いた男たち」***
09/09/09 「神は妄想である」****
08/08/08 「真夜中に棄てられる靴」****+
07/07/07 「廃墟ホテル」**
06/06/06 「レイチェル」***
05/05/05 「第二の顔」****
04/04/04 「死の開幕」*****
03/03/03 「バタフライハンター」***
02/02/02 「切り裂かれたミンクコート事件」****
01/01/01 「問題な日本語・その3
00/00/00 「20世紀」

2007年 下半期の5つ星本

2007年の下半期に読んだ本の中で、5つ星の評価だったものを羅列してみる。
これと、2007年上半期の5つ星本の記録をもとにして、2007年度の個人的ベスト本を選考しようと思う。
 
*2007年7月の5つ星

ヘンリー・スレッサー「最後の言葉」***** 
ダイ・シージエ「バルザックと小さな中国のお針子」*****
ダイ・シージエ「フロイトの弟子と旅する長椅子」*****
ジョン・アーヴィング「未亡人の一年」再読*****
ジョン・アーヴィング「オウエンのために祈りを」再読*****

ヘンリー・スレッサーはやっぱりいい。
ダイ・シージエの面白さを発見したのは行幸であった。
久し振りに読んだ「オウエン?」&「未亡人の一年」ではまたしても号泣。

*2007年8月の5つ星

マイケル・イネス「アプルビィの事件簿」*****
 
あれ?
8月は5つ星は一冊だけ? でも、このマイケル・イネスも見付け物だった。
以前話題になった「ストップ・プレス」を意固地にならずに(笑)読んでおけばよかったと後悔しているところ。
 
*2007年9月の5つ星
 
アントニー・バークリィ「地下室の殺人」***** 
カート・ヴォネガット「タイムクエイク/時震」*****
 
今、読むことの出来るバークリィの作品を読み尽くしてしまった悲しみよ!
そして、ヴォネガットに合掌…

*2007年10月の5つ星

レイ・ブラッドベリ「塵よりよみがえり」*****
池田清彦「環境問題のウソ」*****
ピーター・トレメイン「幼き子らよ、我がもとへ」*****
カート・ヴォネガット「バゴンボの嗅ぎタバコ入れ」*****
シャーリィ・ジャクスン「こちらへいらっしゃい」(再読)*****!!!
ジム・トンプスン「グリフターズ」*****!!!
J・アンダースン「血染めのエッグ・コージイ事件」*****
マイケル・マーシャル「孤影」*****

10月は豊作だったっぽい。
久しく読む気になれなかったブラッドベリを久し振りに読む。 今年の後半、何故かブラッドベリの新刊が大量に出版されていたが、読んだのはこの「塵よりよみがえり」だけ。 これはわたしが昔好きだった10月の旅人シリーズを纏めた本であり、その最終章は新しく書き直された物なのだが… このシリーズはやはり今読んでも心の琴線に触れるのであった。 トンプスンも面白かったし、何と云っても大きな事件は今迄垂涎の的だったシャーリィの「こちらへいらっしゃい」を探し当て、購入することが出来たということ。 再読して感動した。 池田先生の「環境問題のウソ」は読んでためになる本なので、多くの人に読んでもらいたい。 実は昔むかし、池田先生に生物学を教わったことがあり、たまたま生本屋で見掛けてつい購入してしまったのだが、これは2007年の読んでよかった本のNo.1なのである。
 
*2007年11月の5つ星
 
なし!
こんな事もある!
 
*2007年12月の5つ星

マシュー・ニール「英国紳士、エデンへ行く」*****
 
これは、最高によかった。
軽めの本かと思ったのだが、なかなかどうして、読み応えと奥行きのある本だった。
2007年の最後にこれを読む事が出来てよかったよかった。

2007年/下半期の読了本

2007年 下半期の読了本(12/31現在)

上半期の読了作品数=67作品
上半期の総読了冊数=75冊
 

*下半期の読了作品数=60作品
*下半期の総読了冊数=68冊
 
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*2007年の総読了作品数/127作品(143冊)
 
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2007/12月

読了作品数/6作品
読了冊数/7冊

01/62/55 シオドア・スタージョン「[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ」****
02/63/56 スティーヴン・キング「セル」(上)***
02/64/56 スティーヴン・キング「セル」(下)
03/65/57 A・A・ミルン「赤い館の秘密」****
04/66/58 マシュー・ニール「英国紳士、エデンへ行く」*****
05/67/59 ブライアン・W・オールディス「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」***
06/68/60 ジョー・ヒル「ハートシェイプト・ボックス」****+
00/00/00 アルベール・ロビタ「20世紀」

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2007/11月

読了作品数/8作品
読了冊数/9冊

09/61/54 田村秀行「日本語力の磨き方」***+++
08/60/53 ジョン・バンヴィル「海に帰る日」
07/59/52 ジョン・コリア「ナツメグの味」****+
06/58/51 ジェフリー・ディーヴァー「ウォッチメイカー」***
05/57/50 アンソロジー「千の脚を持つ男」***+
04/56/49 セバスチャン・フィツェック「治療島」****
03/55/48 ダニエル・タメット「僕には数字が風景に見える」****
02/54/47 ジョン・アーヴィング「また会う日まで(下)」****
01/53/47 ジョン・アーヴィング「また会う日まで(上)」
00/00/00 アルベール・ロビタ「20世紀」

この月の読了冊数/下半期の読了冊数/読了作品数

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2007/10月

読了作品数/14作品
読了冊数/16冊

16/52/46 マイケル・マーシャル「孤影」*****
15/51/45 オラフ・ステープルトン「最後にして最初の人類」***+
14/50/44 J・アンダースン「血染めのエッグ・コージイ事件」*****
13/49/43 ジム・トンプスン「荒涼の町」*****
12/48/42 カール・ハイアセン「ロックンロール・ウイドー」****+ 
11/47/41 ロバート・ライス「ルシタニアの夜/下」***+
10/46/41 ロバート・ライス「ルシタニアの夜/上」
09/45/40 ニュー・サイエンティスト編「実証/超科学講座」***
08/44/39 ジム・トンプスン「グリフターズ」*****!!!
07/43/38 シャーリィ・ジャクスン「こちらへいらっしゃい」(再読)*****!!!
06/42/37 カート・ヴォネガット「バゴンボの嗅ぎタバコ入れ」*****
05/41/36 ピーター・トレメイン「幼き子らよ、我がもとへ/下」*****
04/40/36 ピーター・トレメイン「幼き子らよ、我がもとへ/上」
03/39/35 池田清彦「環境問題のウソ」*****
02/38/34 レイ・ブラッドベリ「塵よりよみがえり」*****
01/37/33 ルイス・サッカー「道」***

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2007/9月
 
読了作品数/12作品
読了冊数/13冊

13/36/32 カート・ヴォネガット「タイムクエイク/時震」*****
12/35/31 アミール・D・アクゼル「相対論がもたらした時空の奇妙な幾何学」****
11/34/30 ジャネット・イヴァノヴィッチ「気分はフルハウス」***+
10/33/29 マイケル・イネス「アララテのアプルビィ」***
09/32/28 A・H・Z・カー「誰でもない男の裁判」****
08/31/27 キアラン・カーソン「琥珀捕り」****+
07/30/26 ジョン・フランクリン・バーディン「悪魔に食われろ青尾蠅」****
06/29/25 タニス・リー「悪魔の薔薇」***
05/28/24 ミネット・ウォルターズ「病める狐」(下)
04/27/24 ミネット・ウォルターズ「病める狐」(上)***+
03/26/23 マークース・ズーサック「本泥棒」****
02/25/22 ウィップル/フューム「横溝正史翻訳コレクション」***+
01/24/21 アントニー・バークリィ「地下室の殺人」***** 

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2007/8月
 
読了作品数/9冊
読了冊数/9冊

09/23/20 マイケル・イネス「アプルビィの事件簿」*****
08/22/19 シャーリィ・ジャクスン「ずっとお城で暮らしてる」****(再読)
07/21/18 アントニィ・バークリー「最上階の殺人」****
06/20/17 パトリック・マグラア「スパイダー」***
05/19/16 カート・ヴォネガット「国のない男」****
04/18/15 P・G・ウッドハウス「マリナー氏の冒険譚」****
03/17/14 ジェイムズ・ティプトリィ・Jr.「輝くもの天より墜ち」****+
02/16/13 ジャネット・イワノヴィッチ「気分はフル回転!」***+
01/15/12 トーマス・オーウェン「青い蛇」**
 
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2007/7月
 
読了作品数/11作品
読了冊数/14冊

14/14/11 異色作家短篇集「エソルド座の怪人」**
13/13/10 ジョン・アーヴィング「未亡人の一年/下」再読
12/12/10 ジョン・アーヴィング「未亡人の一年/上」*****
11/11/09 アリス・マンロー「イラクサ」***+
10/10/08 サイモン・シン「暗号解読/下」****
09/09/08 サイモン・シン「暗号解読/上」**
08/08/07 ジョン・アーヴィング「オウエンのために祈りを/下」再読
07/07/07 ジョン・アーヴィング「オウエンのために祈りを/上」*****
06/06/06 ダイ・シージエ「バルザックと小さな中国のお針子」*****
05/05/05 ダニエル・ネイサン「ゴールデン・サマー」*
04/04/04 ダイ・シージエ「フロイトの弟子と旅する長椅子」***** 
03/03/03 マレイ・ベイル「ユーカリ」****
02/02/02 マイケル・ボンド「パンプルムース氏とホテルの秘密」****+ 
01/01/01 ヘンリー・スレッサー「最後の言葉」***** 

2007年、上半期の五つ星、覚え書き

覚え書き。


*07/1月の5つ星=6冊

06/06/06 梨木香歩「家守綺譚」*****
12/12/10 アンドレイ・クルコフ「大統領の最後の恋」*****
18/18/15 トーベ・ヤンソン「誠実な詐欺師」*****
19/19/16 E・ヘミングウェイ「われらの時代、男たちの世界」*****
20/20/17 P・G・ウッドハウス「サンキュー、ジーヴズ」*****
23/23/20 イサク・ディーネセン「バベットの晩餐会」*****

和物の五つ星。
ヘミングウェイとの遅ればせながらの出会い。
 

*07/2月の5つ星=3冊
 
01/27/23 トマス・M・ディッシュ「アジアの岸辺」*****
03/29/25 梨木香歩「村田エフェンディ滞土録」*****
07/33/29 ジム・クレイス「四十日」*****
 
梨木香歩の威力。
ジム・クレイスの傑作。


*07/3月の五つ星=2冊

03/37/33 ミシェル・ウエルベック「ある島の可能性」*****!!!!!!
05/39/35 岸本佐知子「ねにもつタイプ」*****
 
ウエルベック、ウエルベック、ウエルベック!


*07/4月の五つ星=1冊

06/53/48 アーネスト・ヘミングウェイ「勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪」*****
 
既に、鉄板として出張のお伴と化したヘミングウェイ。


*07/5月の五つ星=3冊
 
01/58/52 J・M・クッツェー「マイケル・K」*****
02/59/53 ジョン・マリー「熱帯産の蝶に関する二、三の覚え書き」*****
03/60/54 デイヴィッド・マドセン「グノーシスの薔薇」*****
 
くせ者ぞろい。
 

*07/6月の五つ星=2作品

03/66/60 ウイリアム・トレヴァー「聖母の贈り物」*****
04/67/61 高村薫「照柿(上)」
05/68/61 高村薫「照柿(下)」*****
 
久し振りの高村薫。

 
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2007年、上半期の五つ星は全部で17作品だった。

2007年/上半期の読了本

2007年/上半期の読了本(6/30現在)
 
今年上半期の読了作品数/67作品
今年上半期の読了総冊数/75冊
 
今年の上半期は順調だった…
下半期もこの調子で頑張りたいと思う。

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2007/6月
 
01/64/58 ジュディ・パドニッツ「空中スキップ」*** 
02/65/59 P・G・ウッドハウス「ジーヴスと朝のよろこび」***
03/66/60 ウイリアム・トレヴァー「聖母の贈り物」*****
04/67/61 高村薫「照柿(上)」
05/68/61 高村薫「照柿(下)」*****
06/69/62 スティーヴン・ミルハウザー「エドウィン・マルハウス」***
07/70/63 ゾーイ・へラー「あるスキャンダルの覚え書き」***
08/71/64 ダニエル・ペラック「カモ少年と謎のペンフレンド」****
09/72/65 カール・ハイアセン「復讐はお好き?」***
10/73/66 カズオ・イシグロ「充たされざる者」****
11/74/67 ニール・ゲイマン「グッド・オーメンズ(上)」
12/75/67 テリー・プラチェット「 〃 (下)」****

6月の読了冊数/12冊
  
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2007/5月
 
01/58/52 J・M・クッツェー「マイケル・K」*****
02/59/53 ジョン・マリー「熱帯産の蝶に関する二、三の覚え書き」*****
03/60/54 デイヴィッド・マドセン「グノーシスの薔薇」*****
04/61/55 パトリック・マグラア「失われた探検家」****
05/62/56 サイモン・ウィンチェスター「博士と狂人」***
06/63/57 クリストファー・プリースト「双生児」****

5月の読了冊数/6冊

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2007/4月
 
01/48/44 ジェス・ウォルター「市民ヴィンス」****
02/49/00 トマス・ハリス「ハンニバルライジング(上)」
03/50/45 トマス・ハリス「ハンニバルライジング(下)」**+
04/51/46 ピーター・ディキンスン「キングとジョーカー」****
05/52/47 エルモア・レナード「身元不明者89号」***
06/53/48 アーネスト・ヘミングウェイ「勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪」*****
07/54/49 ジャスパー・フォード「文学刑事サーズデイ・ネクスト3(上)」
08/55/49 ジャスパー・フォード「文学刑事サーズデイ・ネクスト3(下)」***
09/56/50 梨木香歩「春になったら苺を摘みに」**
10/57/51 ピーター・フォーブズ「ヤモリの指」***
 
4月の読了冊数/10冊
 
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2007/3月

01/35/31 マリオ・リヴィオ「なぜこの方程式は解けないか?」***
02/36/32 マーク・ハッドン「夜中に犬に起こった奇妙な事件」****+
03/37/33 ミシェル・ウエルベック「ある島の可能性」*****!!!!!!
04/38/34 ラッタウット・ラープチャルーンサップ「観光」***+
05/39/35 岸本佐知子「ねにもつタイプ」*****
06/40/36 岸本佐知子「気になる部分」****
07/41/37 バリー・ユアグロー「一人の男が飛行機から飛び降りる」*
08/42/38 ロバート・トゥーイ「物しか書けなかった物書き」****
09/43/39 ヴィクトル・ペレーヴィン「恐怖の兜」***
10/44/40 ミュリエル・スパーク「死を忘れるな」****
11/45/41 ジェフリー・フォード「記憶の書」***+
12/46/42 フレドリック・ブラウン「天使と宇宙船」***+
13/47/43 アンソロジー「異色作家短篇集/棄ててきた女」***

3月の読了冊数/13

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2007/2月

01/27/23 トマス・M・ディッシュ「アジアの岸辺」*****
02/28/24 ジュリアン・バーンズ「イングランド・イングランド」***
03/29/25 梨木香歩「村田エフェンディ滞土録」*****
04/30/26 キース・デブリン「数学する遺伝子」****
05/31/27 ミシェル・ウェルベック「プラットフォーム」****+
06/32/28 ロジェ・グルニエ「編集室」***
07/33/29 ジム・クレイス「四十日」*****
08/34/30 トマス・M・ディッシュ「いさましいちびのトースター」***+

2月の読了冊数/8冊 

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2007/1月

01/01/01 コニー・ウィリス「最後のウィネベーゴ」***(01/02)
02/02/02 恩田陸「三月は深き紅の淵を」***(01/02)
03/03/03 伊坂幸太郎「重力ピエロ」**(01/03)
04/04/04 ジャレド・ダイヤモンド「文明崩壊(下)」*****(01/05)
05/05/05 池澤夏樹「マシアス・ギリの失脚」****+(01/06)
06/06/06 梨木香歩「家守綺譚」*****(01/06)
07/07/07 冲方丁「マルドゥック・スクランブル/圧縮」
08/08/07  〃 「マルドゥック・スクランブル/燃焼」  
09/09/07  〃 「マルドゥック・スクランブル/排気」***+(01/07?01/08)
10/10/08 ゴーゴリ「鼻、外套、査察官」***(01/09?01/12)
11/11/09 ポール・オースター「ミスター・ヴァーティゴ」***
12/12/10 アンドレイ・クルコフ「大統領の最後の恋」*****
13/13/11 T・E・ カーハート 「パリ左岸のピアノ工房」****+
15/15/12 宮部みゆき「あかんべえ(上下)」**
16/16/13 グレッグ・イーガン「ひとりっ子」***
17/17/14 佐藤亜紀「バルタザールの遍歴」**+
18/18/15 トーベ・ヤンソン「誠実な詐欺師」*****
19/19/16 E・ヘミングウェイ「われらの時代、男たちの世界」*****
20/20/17 P・G・ウッドハウス「サンキュー、ジーヴズ」*****
21/21/18 藤原正彦「国家の品格」(新書)****
22/22/19 竹内一郎「人は見た目が9割」(新書)**
23/23/20 イサク・ディーネセン「バベットの晩餐会」*****
24/24/21 フリッツ・ライバー他「狼の一族」***+
26/26/22 ジョン・アーヴィング「熊を放つ」(再読)****+

1月の読了冊数/26冊

2006年版 この本がすごい! 選考課程2

選考課程・その1はこちら
http://unyue.blog63.fc2.com/blog-entry-932.html


さて…
上半期の充実振りと、下半期の手応えの薄さを実感したところで、いよいよ今年のベストを選んでみるか。

単純に、上半期の上位5位と下半期の上位5位で10傑としても良いんだけれど…
それじゃ、あまりにも味気ないので、よく考えてみよう。


上半期ベストはこちら…
 1 ケン・フォレット「大聖堂」
 2 ダフネ・デュモーリア 「破局」(短)
 3 ヨースタイン・ゴルデル 「サーカス団長の娘」
 4 ドン・ウィンズロウ 「仏陀の鏡への道」
 5 アニー・プルー 「ブロークバック・マウンテン」
 6 スティーヴン・キング「コロラド・キッド」
 7 スティーヴン・キング 「カーラの狼」(ダーク・タワー5)
 8 チャールズ・シェフィールド 「マッカンドルー航宙記」(短)
 9 クリストファー・プリースト 「逆転世界」
10 筒井康隆 「ヨッパ谷への降下」(短)
11 筒井康隆 「旅のラゴス」
12 ウィル・セルフ「元気なぼくらの元気なおもちゃ」(短) 


下半期ベストはこちら…
 1 スティーヴン・キング「ダークタワー 6 スザンナの歌(上下)」
 1 スティーヴン・キング「ダークタワー 7 暗黒の塔(上中下)」
 3 ミシェル・ウェルベック「素粒子」
 4 デヴィッド・マドセン「フロイトの函」
 5 J・サフラン・フォア「エブリシング・イズ・イルミネイテッド」
 6 ドン・ウィンズロウ「ウォータースライドをのぼれ」
 7 ジム・クレイス「食糧棚」 
 8 リチャード・ブローティガン「アメリカの鱒釣り」
 9 オリバー・サックス「妻と帽子を間違えた男」
10 フレドリック・ブラウン「復讐の女神」
11 リチャード・ブローティガン「ビッグ・サーの南軍将軍」


寧ろ、上半期も下半期も下位に位置しているものは要らんな。

なので、上半期では8位?12位までを、下半期では9位?11位までを選外としよう。
すると、下に挙げた15作品が残る。 ううん、納得のセレクト。


ケン・フォレット「大聖堂」
ダフネ・デュモーリア 「破局」(短)
ヨースタイン・ゴルデル 「サーカス団長の娘」
ドン・ウィンズロウ 「仏陀の鏡への道」
アニー・プルー 「ブロークバック・マウンテン」
スティーヴン・キング「コロラド・キッド」
スティーヴン・キング 「カーラの狼」(ダーク・タワー5)
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スティーヴン・キング「ダークタワー 6 スザンナの歌(上下)」
スティーヴン・キング「ダークタワー 7 暗黒の塔(上中下)」
ミシェル・ウェルベック「素粒子」
デヴィッド・マドセン「フロイトの函」
J・サフラン・フォア「エブリシング・イズ・イルミネイテッド」
ドン・ウィンズロウ「ウォータースライドをのぼれ」
ジム・クレイス「食糧棚」 
リチャード・ブローティガン「アメリカの鱒釣り」


こうして見ると、やはり、目立つのはキング… 「ダークタワー・サイクル」が連続刊行されていたし、「コロラド・キッド」もあったし… 特に「ダークタワー」は新しく訳出された後半の5?7が全てランクイン! やはり、上半期に一番面白かった本として挙げられている「大聖堂」は総合評価としての「ダークタワー」よりも面白かったとは云えないので、1位は文句なしで完結したひとつの物語としての「ダークタワー・サイクル」全7巻(16冊)に決定!

2位は…

勿論「大聖堂」! 超絶的に熱い!

3位は…

悩むなぁ。
デュ=モーリアの「破局」も忘れ難いし… 「素粒子」はサイコーだし…

う?んう?ん… 「破局」… う?ん。

4位は…

否! 同点で3位! 「素粒子」!
この「素粒子」はさ、構成と語り口自体が伏線となっていて、殆ど何も説明もされていないんだけれど、その世界の生き難さというか、閉塞感と云うか… 絶望感を想像させると云うか… さらりとしているんだけれど考えさせられる作品なのである。 とにかくサイコー。

5位は…

そうだな、「フロイトの函」かな…
実は、「ダークタワー」ともシンクロするものがあったりして、幻惑的な感じが好み。 しかも、飄々としていてコメディ風味もありな魅力的な本。
 
6位は…

ここで「エブリシング・イルミネイテッド」。
これも、構成の妙が光っている。 苦い「自分探しの旅」。

7位は…

上半期の3位「サーカス団長の娘」。
帯にネタバレしやがっていることを皆様にお知らせ。 至極面白い本なのだが、ネタバレ帯のせいで… 悔しい…

8位は…

ドン・ウィンズロウかな。
些か苦しいけれど、「ストリートキッズ」シリーズが2作品候補に残っているので、シリーズとしての8位。 このシリーズは「砂漠で溺れるわけにはいかない」で一旦完結となっているけれど、是非とも再開して頂きたい。 とにかく、主要登場人物が皆それぞれに魅力的。 そして、ひとつのシリーズとは思えない程様々な方向性を持った作品が集まっているのがこのシリーズの特徴であり、良いところ。 興味を持ったら、是非、「ストリートキッズ」「仏陀の鏡への道」「高く孤独な道を行け」「ウォータースライドを登れ」「砂漠で溺れるわけにはいかない」の全てを読んで頂きたいと思う。

9位は…
誰でも読めた訳ではないという事も評価対象として、「コロラド・キッド」。
短いけれど、色々と考えさせられた作品でもある。

10位は…
興奮の名残で「アメリカの鱒釣り」。
ブローティガンは初めて読んだ作家であり、実に新鮮だった。
アメリカの60年代を知らないからこそ楽しめたのかも知れないとも思う。 印象に残ったし、多分、これからも何度か再読したくなる作家だと思う。 何作かをまとめ読みしたが、代表してこれを。 アメリカの鱒釣りちんちくりん。


ああ、年が明けてしまった…

あけましておめでとうございます。
今年も良い読書が出来ますように。
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