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ふえる3/心から愛するただひとりの人

■不始末の始末

あはは、これは良い!

コワい女性のお話群から、冴えない男が一矢報いるお話へ。

所で、ゴルフってそんなに面白いものなん?


第三部/わたしの産んだ子がボルチモアの街を歩く


■お茶の子さいさい

この題名はいただけない。
原題は「Easy as A-B-C」なんだけど、確かに「お茶の子さいさい」だけれど、何だか和風な印象でアメリカっぽくないんだもん、だって。「とっても、簡単」とか「お手のもの」とか、他に幾らでも選択肢があると思うけど。

スタンダードな壁に塗り込めるお話。 因果応報的な湿っぽさがないのが良い。


■ブラックアイドスーザン

素敵な花だよね、ブラックアイドスーザン。
この短編集の中で一番気に入った作品。 お祭り騒ぎの中で、少年に鮮やかな印象を残した「ブラックアイドスーザン」のように凛とした女性とその所行。
物語の背景のリアルさと、意外性とのコントラストで、心に残る。

■ロパ・ビエハ

作者の長編に欠かせないキャラクターの女探偵テス・モナハンが登場。 …つっても、読んだことはないんだが。

ロパ・ビエハとは、キューバ料理の1レシピらしい。 ボルチモアを舞台にした、野球絡みの事件。 爽やかなラストで後味の宜しい一編。

このお話のモチーフになっている現実の野球選手を使って架空のチームを組み勝負するという「ロート」っつうゲームが今ひとつピンと来ないが… 賭事なのかな? アメリカでは誰もが知っているものなのかな?


■靴磨き屋の後悔

これも、テス・モナハンもの。
靴磨き屋とすかした男との些細なことで起こった喧嘩の仲裁に入ったモナハンは、靴磨き屋の複雑な人生を垣間見ることに…

小説の中の「人生は小説より奇なり」。


■偶然の探偵

ボルチモアにはアン・タイラーが住んでいるらしい。
このタイトルはアンの「偶然の旅行者」をもじったものなのらしい。

ボルチモアの探偵テス・モナハンの来し方を綴る、ちょっと洒落たインタビュー形式のお話。

テスに興味が沸いてきたなぁ…


第四部 女を怒らせると


■女を怒らせると

表題作「心から愛するただひとりのひと」の主役エロイーズの腹違いの妹ミーガンのお話。

達観と自制心を以て「心から愛するひと」に尽くすエロイーズに対して、足りないものを探さずにはいられない可哀想なミーガン…

策を弄して、柵を断ち切り大金を手にしても尚、彼女の心の空洞は埋まらないんだろうなぁ。
足るを知るのが人生を幸せにするコツだね。


以上、読了。
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ふえる2/心から愛するただひとりの人

■知らない女

自分自身が「知らない女」になる時。


■魔性の女

魔性も使いよう。
吉と出るか、凶と出るか。
楽しいか、楽しくないか。


■心から愛するただひとりの人

ああも出来るし、こうも出来るけれど、最後に選択するのはある程度までは常識の範囲内で。
大嫌いな男の子供でも、自分の子供はただひとりの「心から愛する人」だから、すれすれの所でコントロールして、軌道だけは外さない。 結局は、それが、幸せのコツなのだ。


第二部/ほかの街。 自分の街でなく


■ポニー・ガール

可愛いポニーも本当は悪魔かも… 外見に騙されないで。


■ARMと女

聞き上手の女が、本当に聞き上手なのかは疑って掛かるべき。
聞いているふりと共感の裏側には、自己愛が詰まっている。


■ミニバー

これもまた、エスカレーション。
何かがきっかけで狂ったら、とことん最後まで。 ケチな男からミニバーを禁じられた女は捨てられた腹いせにミニバーを貪り、ミニバーのように貪られ。

ふえる1/心から愛するただひとりの人

20100107123624


第一部 野放図な女たち


■クラック・コカイン・ダイエット

エスカレーションパターン。
刹那的に流れる様にエスカレートするのがフェミニン。

ところで、翻訳小説における、この様な女性の喋り言葉の表現に違和感を覚えるのは、わたしだけなのだろうか?

この前読んだ「ジュリー&ジュリア」も相当ヘンだったけれど、これもまた…


■彼が必要だったもの

タイトルの訳文に微妙な違和感がある。

冷静で計画的な大人の女性のお話。
面倒臭い男は、舞台から去る運命なのだった。


■拝啓《ペントハウス・フォーラム》さま(第一稿)

ペントハウス向きの小品をものしたいと思い、経験を積むために奮闘する女性。
経験豊富になれる筈なのに、エロな場面の場数は踏めない様子…
別のことでベテランの領域に。


■ベビーシッターのルール

この2人の女が実際には何をしたのか?
想像力を刺激する一編。

ふえる「ナイフ投げ師」の日記/1

ミルハウザー。
 
久し振りのミルハウザー(の新作)。
現在、二つ目の途中。
 
これ、そんなに良いか?
悪い意味でグロテスクに感じちゃうな… 
やはり、わたしはミルハウザーならば長編の方が好きだな…
 
ああ! パトリシア・ハイスミス的なのかも? 長編と短編の味わいの違いが大きく違うという云う意味に於いて。

「ハートシェイプト・ボックス」の日記

12月24日に、読み始める。

彼、ジョー・ヒルは宣伝に使われることはないまでも、訳者の白石氏とも縁のあるあの作家のご子息である。 しかし、小学館は偉い!

3分の1ほど読み進んだが、なかなかに力のある筆致だ。 これからこの設定にどういう方向からアプローチし展開させる積もりなのかが楽しみなのである。

「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」の日記

既に読了。

分量としても軽く、内容も重いようでいて意外にも軽く、軽々と読み終わる。

挿し絵がいいね。
数年前に映画化されている筈だけれど、これをどうやって映像化したのか… と疑問に感じていたが、設定はある程度変更されていたらしく、納得。

「英国紳士、エデンへ行く」の日記/5

12月21日、もう直ぐ読了。

先日は、もうこれで今年の読み納めか…? と書いたが、昨夜、少しだけ読もうと読み始めたベッドの中で、なかなか読み止められなくなり、隣で迷惑そうに寝ている(寝ているのに、嫌そうな素振りと唸り声が!)している同居人氏の嫌がり加減をみて渋々ながら途中で断念しなければ、昨夜のうちに読了してしまっただろうと思われる程の面白さだったので、今日中には読了なのである。

これは、みんなにお薦めしたい!

後でちゃんと感想文を書こう。

「英国紳士、エデンへ行く」の日記/4

12月19日、まだ読んでいる。
只今、折り返し地点。

余りに日常生活が忙しく、本を読む気力が今一つ湧いて来ないのだ。
多分、この本が今年最後の本になると思われるが、今年は、意外と順調に読書が出来ていたので、もっと読まなきゃという焦り(?)もなく、じっくりと少しずつでもこの本と付き合おうと思うのである。

それにね。

読む程に味わい深くなってくる気がする本なの、これ。
表面的には滑稽な雰囲気なんだけれど、その背景が見えてくると非常に考えさせられるし、心に迫ってくることも多く…

ほんの偶然で手に取った本なんだけれど、今年の最後を飾るのに相応しい本だったのが嬉しいね。

「英国紳士、エデンへ行く」の日記/3

12月14日、まだ120ページ付近をへ巡っている。

しかしながら、これはすげえよ。
すげえおもしれえ。

一瞬も目が離せないというか、本を読んでいて目が離せないっつうのも変な話だが、とにかく、気を付けないと昼休みの時間を超過しちゃったり、電車を降り損なったりしちゃったりしちゃいそう。

この様々に無関係な人々がどこでどうやって絡み始めるのか… 待ち遠しいや。

「英国紳士、エデンへ行く」の日記/2

現在、60ページ付近。

これまでのお話は… 全く関係もなく、接点もないマン島の密輸船とその乗員が、如何にして、とんでも牧師とともに「エデン」を探しに行くことになってしまったかの顛末。

うーん!
これは期待できそう!
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